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レノボのタブレット端末は大学ノートのようなスタイル

レノボのタブレット端末は大学ノートのようなスタイル

2017年02月10日更新

タブレットPC

タブレットデバイスの UIを再定義する

レノボ・ジャパン YOGA BOOK with Windows

タッチジェネレーションに向けた革新的デバイス

ウォッチバンドヒンジは通常5軸だが、本製品は薄さを実現するため3軸構造になっている。

一見すると黒いノートのような筐体。筐体を開くと、従来物理キーボードが搭載されているはずの場所が真っ平らだ。クリエイトパッドと呼ばれるそのスペースは、電源を入れるとキーボードがライトアップされて浮き上がる。そんな斬新なタブレットPC「YOGA BOOK with Windows」を提供しているのがレノボ・ジャパンだ。


同社のモバイル製品本部 部長を務める伊藤正史氏は、YOGA BOOK with Windowsについて次のように語る。「数年前にタブレットという新しい端末が登場して以来、従来のノートPCと比較してより気軽に取り出して使うような、モバイルに特化した使用方法が増加しました。しかしその中で、従来のノートPCのような生産性を上げるための端末にも依然として需要があります。YOGA BOOK with WindowsはそうしたPCとタブレットの中間に位置する、2in1タブレットというカテゴリーの製品として市場に送り出しました」


特に本製品で重視しているのが、プロダクティビティ(=生産性)だ。前述したように、本製品はクリエイティブパッド側にHalo(ハロ)キーボードと呼ばれるキーボードが浮かび上がり、文字入力が可能になる。また、本製品には「REAL PEN」(リアルペン)が付属する。このREAL PENを活用すれば、キーボードだけでなく手書き文字による生産が進められる。


同社のモバイル製品部 マネージャーを務める後藤 剛氏は「すでにスマートフォンを1人1台もつ環境が当たり前になっており、タッチジェネレーションと呼ばれる若者世代のユーザーが、今後さらに増加していきます。そういったユーザーは、物理キーボードを搭載したクラムシェル形状のノートPCに対するなじみがありません。タッチジェネレーションにとって本当に必要なUIを持った端末を提供するべく、“UIの再定義”を行ったデバイスがYOGA BOOK with Windowsです」と語る。

ノートへ書いた手書きメモが自動的にPCへ

大和研究所のノウハウが詰め込まれたHaloキーボード。ペン入力のときはオフにできる優れものだ。

通常、タブレットでよく採用されるデジタイザーペンはモニター部に直接書き込むことで手書き入力した文字が記録される。しかし本製品は、クリエイティブパッド側にREAL PENで書き込めば、その内容がモニター側に反映される。REAL PENの芯はEMR芯と紙に書き込むためのインク芯が交換できる。紙に書き込むインク芯と、クリエイティブパッドに重ねて使える「BOOK PAD」に紙を重ねれば、紙に文字や絵を書き込みながら、そのデータを本製品に保存できるのだ。


物理的なキーボードが存在しないHaloキーボードも、ユーザーのプロダクティビティを向上させるために工夫を凝らしている。「なんと言ってもThinkPadのキーボード設計で定評のある日本のレノボ大和研究所のノウハウを活用していますので、決して本体の厚みとトレードオフした妥協した作りにはなっていません」と後藤氏は言い切る。フラットなタッチ式のHaloキーボードだが、タッチすると振動を発生させることで打鍵のフィードバックを実現している。キーボードの打ち方にはユーザーごとのクセがあり、それゆえフラットなキーボードだと打鍵ミスが発生しやすいが、その点もHaloキーボードの技術がカバーしてくれる。


「Haloキーボードでは、ユーザーの打鍵のクセを学習し、使えば使うほど打鍵ミスが減っていきます」と後藤氏が解説するように、本キーボードはユーザーが打鍵ミスをした場合、実際のキーからはみ出した部分にまで打鍵を検知する位置を自動的に調整する。まるで万年筆やシステム手帳のように、使い込めば使い込むだけユーザーになじんでいくのだ。この学習機能によって、フラットなキーボードながらプロダクティビティに貢献するデバイスになっている。

大学ノートのようなスタイルのデバイス

(左)レノボ・ジャパン マネージャー/モバイル製品部 後藤 剛 氏
(右)同 モバイル製品本部 部長 伊藤正史 氏

本体の厚みは折りたたんだ状態でわずか9.6mm、本体重量は約690g。モニターサイズは10.1インチで、ちょうどB5の大学ノートを持ち歩くようなスタイルで携帯できる。伊藤氏は「ビジネスシーンにはもちろんのこと、大学などの教育現場でも活用できるでしょう」と話す。薄型筐体ながらもバッテリーは約13時間持つため、一日持ち運ぶ場合でも安心して使用できる。筐体にはマグネシウムアルミニウム合金を採用しており、強度と軽量さを両立した。

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