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アナログとデジタルの良さを融合した電子ノート端末の選定基準

アナログとデジタルの良さを融合した電子ノート端末の選定基準

2017年02月17日更新

cross 手書き×電子化

仕事の効率化とペーパーレス化を実現
電子ノート端末はどれを選ぶべき?

アイデアや連絡事項などをパッと記せる手書きのアナログ的な魅力に、デジタルのメリットを融合させる電子ノート端末。最適な製品選定で、仕事の効率化とペーパーレス化を図りたい。

メモ書きという行為はなくならない

手書きの良さは、アイデアなどをすぐに記せてイラストも手軽に添えられること。付箋などを利用すれば、手書きのメモはさまざまな場所に貼ったり挟んだりできる。その自由さはデジタルではなかなか再現できない。そのため、これだけデジタル機器が普及した現在でも、メモ帳を机上に置いていたり、手帳をいつも携帯しているビジネスパーソンは少なくない。


しかし、従来の手書きで利用されているメモ用紙や紙の手帳では、紙という物質にしばられてしまう側面がある。例えば、記載できる容量が紙の大きさやノートなどの枚数で限定される。紙資源の消費という根本的な問題もある。情報共有という観点で考えた場合も制約がある。紙のメモを同僚などに見せようとするならば、その紙を渡すか、スキャンしてメールに添付するといった作業が必要になり、一手間かかってしまう。


こうした紙の制約を吹き飛ばして、さらに紙に書くのと同じような感覚で利用できるようにしたのが、電子ノートや電子メモパッドだ。これらの製品を利用すれば、業務の効率化とペーパーレスが両立できる。

アナログとデジタルの良さを融合

電子ノートは、その名の通り、ノートをデジタル化した製品だ。付属のペンを利用することで、画面に直接メモなどを書き込める。その内容はデジタル化され、データとして保存できる。消去も手軽にでき、何回も書き直せる。また、電子ノート端末の中には、いつも使っているノートに書いたメモを電子化できる製品もある。こうした製品の場合は、いつも通りの紙のノートが利用できる。


書き込んだデータをクラウドサービスに保存できる製品であれば、保存したメモなどがいつでも参照可能になる。もちろん、チームや社内での共有も手軽に行える。


電子メモパッドはまさにメモ帳の代わりになるデジタル機器だ。机上に設置しておけば、いつでも手書きのメモを記入できる。デジタル製品のため、内容は一瞬で消去可能。電源のオンオフも不要で、紙のメモ帳と変わらない使い勝手を実現する。


こうした観点から、今回は、キングジム、シャープ、ワコムの3社に製品を提案してもらった。


選定ポイント
●メモがかければいい、保存機能は不要
●手帳のように毎日持ち歩いて使う
●データをクラウドで管理・共有したい

さっと書いて瞬時に消せるメモパッド
ブギーボード BB-7N キングジム 7,020円

「ブギーボード BB-7N」は、感圧式の液晶画面に、付属しているスタイラスや指先で描画できる電子メモパッドだ。まるで紙に文字を書くような、なめらかな書き心地を実現させている。描画内容は本体上部にある消去ボタンで一瞬で消去可能。コイン型リチウム電池(CR2016)1個で、約3万回の消去ができる。


マグネットが内蔵されているので、デスクや冷蔵庫などの金属面へ貼り付けられる。BB-7Nは、従来製品よりも液晶コントラスト比が50%向上しており、描画内容がよりはっきりと見やすくなった。本体カラーは、ピンク、ブルー、ブラックの3色をラインアップ。紙のメモやノートに比べてペーパーレスで環境にやさしく、本体重量が約110gと軽く、厚さは4.4mmと薄いため、持ち運びにも便利だ。


ビジネスシーンでは、電話メモ、個人情報の一時記載、ToDoリスト、打ち合わせやブレスト、商談時のアイデアメモなどに利用できる。一般的なオフィスだけでなく、多彩な環境で活躍できるのが大きな魅力だ。例えば、コールセンターでは問い合わせ内容や顧客情報などを書き留めるのに役立つ。ブギーボードは電源をオン・オフする必要がないため、書きたいときにさっと書ける。保存機能を持っておらず、画面はワンタッチで消去できるため、情報漏洩も防止できる。調剤薬局では、筆談ツールとしての利用に加えて、薬の容量や用法などの注意事項をブギーボードに書きながら詳しく説明できるようになる。


観光案内所では外国人観光客に対する説明や、地図に載っていない細かな場所も、手書きのイラストなどを書いて分かりやすく案内可能になる。騒音で声が伝わりにくい建設現場では、ブギーボードを使った情報伝達や作業指示が実現する。

システム手帳の代わりとして大活躍
電子ノート WG-S30 シャープ オープンプライス

「電子ノート WG-S30」は、紙のノートに書くように付属のペンで液晶画面に滑らかに書ける「アナログの良さ」と、保存したデータを簡単に検索でき、PCと連携してデータも活用できる「デジタルの便利さ」を融合した電子文具だ。


電源を入れてすぐに付属のペンで画面にスラスラと書くことが可能。電源が入るまでもたつくことなく、思いついたことをサッと手書きで残せる。本体は260gと軽量で、最大100冊、最大合計3,000ページの手書きノートを保存できるため、目的別に何冊もノートを持つ必要がなくなる。ノートとは別にスケジュール帳も最大9冊、最大合計1,000ページ保存可能だ。1年間で週間2ページ(メモ付)と月間横罫のスケジュール帳を使用した場合、最大で4年分のスケジュール帳を保存できる。保存したページは、サムネイルの表示や日付、分類検索によって後から簡単に探せる。


ノートの記入40分、表示80分で1日2時間使用した場合、1回の充電で約30日間使用できるなど、バッテリー切れの心配もない。


WG-S30は、スケジュールを記入する、議事録のメモをとる、思いついたアイデアをサッと書きとめるなど、システム手帳の代わりとしてその性能を最大限に発揮する。営業系、企画系を中心としたビジネスパーソン全般がターゲットになる。例えば、顧客訪問した際のヒアリング内容をメモしたり、顧客への提案内容をそのつどメモして後から見直せるようにしたり、会議に参加しながらその場で議事録を作ったりすることが可能だ。その内容を260gという軽量の本体にまとめて保存できる点がシステム手帳との大きな違いとなる。まさに、アナログとデジタルの利点を併せ持つ電子文具なのだ。

手書きメモをクラウドに保存できる
Bamboo Folio ワコム
Bamboo Folio small:1万9,224円
Bamboo Folio large:2万4,840円

「Bamboo Folio」は、「書く」という行為におけるアナログとデジタルの良さを融合し、新しい仕事の仕方を提案する製品だ。Bamboo Folioを利用すれば、いつも使っているノート(厚さ8mmまで)に書いたメモを、ボタン一つでデジタル化できる。データは約100ページまで本体に保存可能だ。保存したデータはiOSやAndroidデバイスに転送できる(Windowsデバイスも対応予定)。


転送されたデータは、デバイス上で編集したり、メールやSNSで共有したりすることが可能。ワコムが提供するクラウドサービス「Inkspace」を利用すれば、保存データを自動で同期し、いつでも、どこでも、さまざまなデバイスからデータにアクセスが可能になる。大切なメモを紛失することがなく、整理も容易だ。また、手書き文字はテキストに変換できるため、検索も簡単に行える。


ノートや紙は、専用のもの使う必要がない。ペンはバッテリーや電池が不要なため、重心バランスが良くて使いやすい。基本の操作は、本体のボタンをワンプッシュするだけだ。


販売ターゲットは企画・マーケティング職、営業職、スモールビジネス、文教市場など。例えば企画案などアイデアづくり・ブレストには手書きが便利だ。Bamboo Folioを使えば、その場で出し合ったアイデアのメモをメールやクラウドで簡単に共有して、より精度の高い企画に仕上げられる。プレゼン資料などに利用するイメージなども、PhotoshopやIllustratorといったデザインアプリを使わなくても簡単に描けるようになる。メモした内容をリアルタイムでタブレットやスマートフォンに映せるため、プレゼンやセミナー時に図や文字を書きながら投影、共有するような使い方も可能だ。

※価格はすべて税込

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