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2016年は前年比6.7%増の1兆953億円に拡大/国内データセンターサービス市場の最新調査結果

2016年は前年比6.7%増の1兆953億円に拡大/国内データセンターサービス市場の最新調査結果

2016年12月29日更新

年間平均成長率7.0%で順調に伸びる

国内データセンターサービス市場・売上額予測(2015年~2020年)
※数値の2015年は実績、2016年以降は予測
出所:IDC Japan

クラウドやIoTなどデータセンターを利用するサービスの拡大に伴い、データセンターサービス市場の成長が継続しているようだ。特にクラウド型ホスティング市場は従来型ホスティング市場よりも大きくなるという。
IT専門調査会社のIDC Japanが2016年12月7日に発表した国内データセンターサービス市場の最新予測によると、2016年の国内データセンター(DC)サービス市場は前年比6.7%増の1兆953億円となる見込みだという。
また2015年~2020年のCAGR(年間平均成長率)は7.0%で、今後も順調に成長すると予測している。

コロケーションが全体の55%を占める

今回の調査では国内DCサービス市場を「コロケーション」「クラウドデリバリー・ホスティング」「従来型ホスティング」の3つのセグメントに分けて市場予測を行っている。
コロケーションとは顧客が所有するIT機器を事業者データセンター内に設置して運用するサービス。クラウドデリバリー・ホスティングはクラウドサービスによって提供されるホスティング、従来型ホスティングはクラウド型ではないホスティングとなる。
2016年においてはコロケーションが全体の55%を占め、次いで従来型ホスティングが23%、クラウドデリバリー・ホスティングは22%を占める見込みだという。

クラウドデリバリー・ホスティングが急成長

同社はクラウドデリバリー・ホスティング市場が急速に伸びると分析しており、2017年にはクラウドデリバリー・ホスティングが従来型ホスティングを規模で抜き、大小関係が逆転すると見ている。
クラウドデリバリー・ホスティング市場の2015年~2020年のCAGRは23.8%と急激な伸びを示す一方で、従来型ホスティング市場の同期間のCAGRはマイナス3.1%になると予測している。
このように国内DCサービス市場はクラウドサービスへのシフトにより、高成長分野とマイナス成長分野の二極化が進みそうだ。
IDC JapanでITサービス リサーチマネージャーを務める伊藤未明氏は「DCサービス事業者にとってクラウドサービスと自社DCサービスの相互接続性が、競争優位の要因となりつつある。クラウドサービスの高成長率を軸としたDCサービス事業の再編が求められるだろう」と分析している。(レビューマガジン社 下地孝雄)

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