
伸縮性のあるウェアラブルデバイスの市場とは
Wearable Device
建設・運輸分野で先行して需要が立ち上がる
矢野経済研究所は2016年国内ストレッチャブルデバイス市場に関する調査を実施し、その結果をまとめた。本調査におけるストレッチャブルデバイスとは、身につけるウェアラブルデバイスのうち、伸縮性が付与されたものの総称だ。具体的には、デバイスの繊維や樹脂、ゴム・エラストマーなどを用い、ストレッチャブル(伸縮性)を実現している点に違いがある。また、ストレッチャブルデバイスの機能や部材、利用方法については、①導電性素材の電極を用いて、人体表面の電位差等から生体情報を取得する。②センサー部が伸縮する際の電気抵抗値の変化により、測定物の変位を検知する。の二つに大別される。
ストレッチャブルデバイスは伸縮性が付与されているため、実用化が始まったスポーツ分野のほか、建設・運輸分野で先行して需要が立ち上がると考えられている。さらには衣料や介護、ヘルスケアなどの分野でも需要が拡大し、国内のストレッチャブルデバイス市場規模は2020年に211億円、2025年には595億9,400万円になると予測している。
需要分野別に見ると、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を見据えて、建設・運輸分野の国内ストレッチャブルデバイス市場規模は2025年には構成比30.3%を占める180億3,600万円となる予測だ。また介護分野では、従来の見守りサービスをより確実で安全なものにする可能性を秘めており、2025年には構成比23.2%を占める138億1,800万円になると予測している。
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