営業部・技術部・製造部の部長がタブレットを欲しがっている
ITトレンドはメディアと関連がある?
ビジネス関連メディアで頻繁に取り上げられるITのキーワードといえば、クラウド、モバイル、IoT、セキュリティといったところだろうか。では実際にユーザーである企業はITについて何に関心があるのか。
メディアでのトレンドと実際の関心は違うのではないか。などとうがった想像をしてみたものの、実は同じでした。
1位モバイル、2位クラウドとIoT
IT専門調査会社のIDC Japanが2016年7月13日に発表した「国内タブレットソリューション市場ユーザー動向調査結果」によると、規模に関わらず企業が「今注目している技術」の1位は「モバイル」だったようだ。
また「今注目している技術」の2位は、大企業(従業員規模500人以上)が「IoT」で中小企業 (従業員規模500人未満)が「クラウド」だったという。クラウド、モバイル、IoTって、ITのトレンドはやっぱりメディアの影響も大きいのでしょうか。
タブレットソリューションに関心あり
それでは企業全体で最も関心の高いモバイルでは、どのようなトレンドがあるのだろう。先ほどの調査を担当したIDC JapanのPC・ 携帯端末&クライアントソリューション リサーチマネジャーの片山雅弘氏は「タブレットソリューションを導入していると回答した企業の割合は、2015年よりも増えている」と説明しています。
ただし「2015年は従業員規模が大きくなるとBYOD(Bring Your Own Device)を採用する割合が減る傾向にあった。2016年は大企業でもBYODの採用率が上がっており、法人向けタブレットの出荷台数減少の一因となっている」とも指摘しています。
タブレットは部長に売れ!
ここで取り上げたIDC Japanのユーザー動向調査では「タブレットやスマートフォンなどについて、導入したいと意向を示す人または部署はどこですか?」といった質問もあった。その回答で1位となったのは、なんと「部長」。
大企業では33.1%(回答者数3,055人)が、中小企業では22.0%(回答者数3,968人)が、タブレットやスマートフォンなどの導入に「部長」が関わっていると答えている。
さらに「営業部」や「技術部/製造部」との回答も多かったようで、つまり営業部や技術部/製造部の部長にタブレットソリューションを提案すれば売れる確率が高いというわけです。
さあ、タブレットソリューションの提案書を持って「部長」に会いに行きましょう。
(レビューマガジン社 下地孝雄)
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