数量限定! 急げ! Windows XP Professional搭載PCが新発売!
エレコムグループのロジテックINAソリューションズが産業用・工業用カスタムPCを数量限定で販売中
Windows XPといえば2年前の2014年4月に延長サポートが終了し、当時国内で大量に稼働していたWindows XP搭載PCの買い替え需要で市場が大いに潤った。
今となっては懐かしいニュースだが、なんと今、再びWindows XPを搭載したPCが新発売されたのだ。
なぜ今Windows XP搭載PCなのか!?
サポートが完全終了したはずのWindows XP搭載PCを果敢にも新発売したのは、エレコムグループのロジテックINAソリューションズ株式会社だ。
同社が発売したのは、Windows XP Professional日本語版をプリインストールしたスリムデスクトップPC「LC-66N08/XP」だ。
なぜ今Windows XP搭載PCなのか。
それは世の中でWindows XP搭載PCを使わなければ仕事ができないという深刻な悩みを持つユーザーがいるからだ。
懐かしいIT用語満載
本題に入る前に「LC-66N08/XP」のスペックを見てみよう。
幅96ミリ、奥行き400ミリ、高さ330ミリのスリムな筐体の中にはデュアルコアのインテルPentium E6500(2.93GHz)と2GBのメモリー、そしてSATA IIで接続される500GB HDD、そしてDVD-ROMドライブなど、Windows XPマシンとしてはハイスペックな装備だ。
本体に装備されるインターフェースは、USB2.0やIEEE 1394、Gigabit Ethernet、ミニD-Sub15ピンのほかにパラレルポート(LPT)やシリアル(COM)ポート、PS/2ポートまで装備され、懐かしさを感じる景色が広がる。
産業用・工業用PCの延命のために登板
さて本題の「なぜ今Windows XP搭載PCなのか」の答えだが、このWindows XP搭載PC「LC-66N08/XP」は、工場の生産設備などを管理するための産業用・工業用のPCなのだ。
プリインストールされるWindows XPは「Windows XP Professional for Embedded Systems SP3 x86(32bit)日本語版」となっており、マイクロソフトによるサポートも「LC-66N08/XP」の販売元であるロジテックINAソリューションズによるサポートも提供されない。
しかし工場などで稼働している産業用・工業用PCの多くには、Windows XPが採用されており、故障しても直して使い続けているのが実情なのだ。
その長期にわたる使用で疲弊したWindows XP搭載PCを延命させるのが、「LC-66N08/XP」の使命というわけだ。
ちなみにこの「LC-66N08/XP」をオフィスの事務用途に使いたいというニーズもあるかもしれないが、ライセンス規約で用途を限定しており、事務で利用すると違反となるので注意が必要だ。
なお製品としてのサポートは、ロジテックINAソリューションズが、購入後1年間の保証(オンサイト保守は無し)を提供する。
販売台数はわずかなので急げ!
「インダストリー4.0」などIoTを利用した産業設備のロボット化が進められている一方で、国内に無数にある中小規模の工場も産業を支え続けている。国内産業のITインフラを担うWindows XP搭載PCの新品が入手できることは、中小規模工場の稼働に携わるすべての人にとって朗報以外の何ものでもない。
ただし「LC-66N08/XP」は、わずかな数量しか販売されない。工場などで稼働中のITインフラを維持したいのならば、最後のチャンスとなるかもしれない。急げ!
(レビューマガジン社 下地孝雄)
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