既存のプロジェクターを流用して協働学習を手軽に実現
『xSync Stick』パイオニアVC
パイオニアVCは、安価で簡単に協働学習を実現するソフトウェアを組み込んだスティック型PC「xSync Stick」を提供している。同社は、従来から電子黒板「xSync Board」と協働学習ソフトウェア「xSync Standard」を組み合わせた製品を展開し、学校現場の協働学習を支援していた。しかし、電子黒板は導入に対して価格面でハードルがあるなど、IT機器を試験的に導入してその効果を検証したいと考えている学校現場にとっては、利用が難しいという課題があった。
そこで同社は、インテルが開発したスティック型PC「インテル Compute Stick」に、協働学習ソフトウェアであるxSync StandardをプリインストールしたxSync Stickの提供を開始した。本製品は、汎用的なモニターやプロジェクターのHDMI端子に接続して電源を入れるだけで協働学習が行えるよう、xSync Standardをカスタマイズしてインテル Compute Stickに組み込んでいる。そのため、例えば学校現場ですでに導入されているモニターや、プロジェクターなどを利用して協働学習を実現できるのだ。
例えば協働学習を行う上で、1グループに1台のタブレットを導入して協働学習を実現したいと考えている学校の場合、タブレットと同時にxSync Stickとプロジェクターを持ち運べば、教室ごとに電子黒板を設置せずに協働学習を行えるようになる。
電子黒板の利用も協働学習の上では有効だが、各教室で協働学習を実現させようとした場合、教員は授業時間ごとに電子黒板を引いて移動する必要が出てくる。軽量とは言いがたい電子黒板を毎時間移動することは、教員にとって負担になるため、活用の機会が減ってしまう可能性が高い。xSync Stickは本体サイズが幅37×奥行き103×高さ12mm、重量が約54gと、プロジェクターと持ち歩いても苦にならないサイズのため、活用のハードルが非常に低く、協働学習の活性化につなげられるだろう。
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