教科書の操作ログ分析で主体的な学びをサポート
『BookLooper kizuki』京セラ丸善システムインテグレーション
近年、大学現場では学生の主体性を育てる"アクティブラーニング"の動きが盛んに進められている。アクティブラーニングとは、学生主体の能動的な学びを指す。例えば、自宅で授業の内容をあらかじめ学習し、講義では学習した内容をもとにディスカッションなどを行う反転授業もアクティブラーニングの一つだ。
京セラ丸善システムインテグレーション(以下、京セラ丸善)は、このアクティブラーニングを支援する学習分析サービス「BookLooper kizuki」(以下、kizuki)の提供を開始した。本サービスは、従来から同社が提供していた電子教科書配信サービス「BookLooper」をベースに、学生が利用した電子教科書や電子教材の学習履歴ログを収集・分析してグラフなどで可視化を行い、そのデータを大学の教員側が閲覧・分析を行うことで、講義内容の変更や具体的な学習の支援が実現できる。具体的には、BookLooperで閲覧している電子教科書に対して学生が付けたマーカーをもとに、どこが重要だと判断しているかを確認したり、一週間の内のいつ電子教科書を参照したのかを確認したりできる。
例えば、反転授業を行う場合、学生は事前に教科書や教材を確認して学習内容を理解しておく必要がある。だが、実際に学習を行ったかどうかは教員側から判断することは難しい。kizukiによる分析を利用すれば、実際に前日も教科書の確認を行ったことや、何ページを開いたといったアクション、マーカーを引いた箇所やメモの内容なども確認できる。そのため、教員は反転授業を行う前にkizukiで学生の理解度を把握した上で、授業を実施できるようになるのだ。実際にkizukiによって学生が理解していないと判断できた箇所については、授業の冒頭に解説を行うなどのサポートを柔軟に行えるため、より学習に有効なアクティブラーニングが実現できるようになる。
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