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ネタと話題 [ Story and Topics ]

新設計の高速ブラウザーEdgeの魅力

Edgeの三つの特長

[2016.04.04]

互換性を最優先に開発


 Edgeは、他のWwebブラウザーとの互換性を最優先に開発されている。

そもそも、Internet Exploereが登場したのは今から20年以上も前にさかのぼる。その間に、Webブラウザーを取り巻くテクノロジーは劇的に進化してきた。

中でも、iPhoneの登場からは、Web閲覧の主役がスマートフォンやタブレットになり、Webサイト側でもHTML5を中心とした記述が主流になってきている。


 そのため、過去との互換性を重視してきたInternet Exploereだけでは、進化するWeb技術を捉えきれなくなっていた。

そこで、マイクロソフトではダブルスタンダードとなるように、Windows 10にEdgeとInternet Explorer 11の両方を搭載させた。

マイクロソフトとしては.NETフレームワークやActive Xで開発されているWebアプリケーションなどを利用するときには、Internet Explorer 11の利用を推奨している。


 マイクロソフトが、あえてダブルスタンダードでEdgeを開発した背景には、Windows Phoneやタブレット市場への再挑戦がある。

Edgeは、Windows 10のモバイル版でも動作する。そのため、新バージョンのWindows Phoneでも標準ブラウザーとなっている。

GoogleのChromeやFirefoxと同じように、一つのアカウントでサインインしておけば、複数のデバイスでEdgeを利用しても、情報が連携する。

 

 

スマートフォンやタブレットを意識

Webページへの書き込みができる

 

 Edgeでは、Windows 10だけではなく、スマートフォンやタブレットでも使うことを考えて、多くの機能をアイコンにして、タッチで操作しやすくなるように工夫されている。

ただし、どのアイコンがどの機能になっているのか、最初の一回だけは覚える必要がある。お気に入りが「☆」というのは、わかりやすい表現だが、そのお気に入りの一覧を表示するのが、Wordの「左揃え」機能のようなアイコンというのは、慣れていないと戸惑う。

 一方で、Edgeならではの機能もある。それがWebページへの書き込みだ。

紙とペンのようなアイコンを選ぶと、Edgeは手書きモードになる。この状態で、マーカーを引いたり、ペンで書き込んだり、コメントを挿入したりできる。

結果は、OneNoteやお気に入りやリーディングリストに保存できる。ただし、OneNoteに保存される情報は、Webページ全体の画像イメージになる。

 もう一つ、Edgeがモバイルを強く意識している機能が、リーディングモードの提供だ。

これは、ホームページの記事などで広告やメニューを非表示にして文章を読みやすくする昨日だ。

このリーディングモードをWindows Phoneなどで利用すると、画面全体にWebのコンテンツが表示され、文字などが読みやすくなる。

また、リーディングモードで表示しているページをEdgeのリーディングリストに追加すると、後からいつでも読めるので便利だ。

今後のバージョンアップにも期待

リーディングモードはモバイルでの利用時に便利

 

 Edgeの特長の一つとなっている速さについては、少なくともInternet Explorerと比較して高速であることは確かだ。

いくつかの評価サイトに掲載されているベンチマークの結果でも、EdgeはInternet Explorerに比べて2~5割近いスピードアップを実現している。

 

 その理由は、主に画面表示に影響のあるレンダリングエンジンの違いにある。

Internet Explorerでは過去との互換性を優先してTridentというレンダリングエンジンを搭載している。

対するEdgeは、新しいレンダリングエンジンを開発している。そして、EdgeではActive Xの非対応やSilverlightなどのプラグインにも対応しないことで、描画性能を高めている。

 

 とはいえ、まだ開発されて間もないEdgeなので、バージョンアップを重ねてきたChromeなどのWebブラウザーと比べると、見劣りする面もある。

ただ、この速度的な問題については、おそらくバージョンアップで改善されていくだろう。Chromeに関しても、一時期は機能が豊富になり過ぎて、「重い」と指摘されたこともある。

 

 これからスタートラインに立つEdgeについては、まだまだ進化の伸びしろがある。

Internet Explorerのちょっとゴテゴテした画面のデザインと比べると、あまりシンプルですっきりし過ぎているように思えるEdgeだが、きっと使い込んでいくとWindows 10との親和性から、便利で手放せないWebブラウザーになるのかも知れない。

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