menu
市場調査・分析・予測 [ Market research ]

エンタープライズ向けストレージ市場はx86仮想化環境が主戦場となる

[2016.12.02]

仮想化環境でのニーズが拡大

 

国内のx86仮想化環境向けストレージ市場は高い成長率を維持して市場拡大が期待できそうだ。IT専門調査会社のIDC Japanが2016年11月10日に発表した国内x86仮想化環境向けエンタープライズストレージシステム市場予測によると、国内x86仮想化環境向けエンタープライズストレージシステム市場(外付型と内蔵型の合計)の支出額は2020年に1,295億1,600万円になると予測している。
仮想化環境におけるエンタープライズストレージシステムには性能や容量のニーズに加えて、データ保護や可用性といった機能面でのニーズが高まる。さらに仮想化環境の大規模化や複雑化によって、ストレージ運用管理の効率化へのニーズも顕在化するという。
こうしたニーズに対応できるエンタープライズストレージシステムが、今後のx86仮想化環境向けエンタープライズストレージシステム市場において成長の中心になると同社は分析している。

国内x86仮想化環境向けエンタープライズストレージシステム市場支出額予測
※外付型と内蔵型のエンタープライズストレージシステムを対象
出所:IDC Japan

2020年までの年間平均成長率は7.4%

 

IDC Japanの発表によると国内エンタープライズストレージシステム市場(外付型と内蔵型の合計)の2015年~2020年のCAGR(年間平均成長率)の予測が0.5%であるのに対し、国内x86仮想化環境向けエンタープライズストレージシステム市場の2015年~2020年のCAGRは7.4%と高い成長になると予測している。
その結果、国内エンタープライズストレージシステム市場におけるx86仮想化環境向けエンタープライズストレージシステムの支出額の比率は、2020年には48.5%に上昇すると予測している。
オールフラッシュアレイやハイブリッドアレイといったフラッシュストレージ、仮想化環境に特化したエンタープライズストレージシステムの導入が進むほか、コンバージドシステムやハイパーコンバージドシステムで仮想化環境向けITインフラストラクチャ全般の刷新を行うケースがビジネスチャンスになると同社は分析している。

仮想化環境での機能強化が必要

 

IDC Japanのエンタープライズインフラストラクチャ マーケットアナリストである宝出幸久氏は「x86仮想化環境向けエンタープライズストレージシステムは、今後の国内エンタープライズストレージシステム市場における主戦場であり、ITサプライヤーが注力すべきセグメントだ。ITサプライヤーは仮想化環境にフォーカスした機能強化の継続によって差別化を図り、仮想化環境における運用管理課題の解決を実現するソリューションを提供すべきだ」とアドバイスする。(レビューマガジン社 下地孝雄)

キーワードから記事を探す