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市場調査・分析・予測 [ Market research ]

製造業ではIoT、金融業では認知システム/国内企業で最新IT利活用が広がっている

[2016.10.27]

製造業の大企業の半数がIoTを活用

 

IoTやAI、ビッグデータ解析、画像認識、自然言語処理などの最新テクノロジーを活用したソリューションが徐々に普及しているようだ。IT専門調査会社のIDC Japanが2016年10月17日に発表した国内企業における先端IT技術活用事例の調査結果によると、従業員1,000人以上の製造業企業でIoTを導入済みであると回答した企業の割合は21.4%に達しているという。

 

さらに2016年度以降に導入予定だと回答した企業も32.9%に上り、国内製造業の大企業ではIoTの活用が加速していることがわかった。


IDC Japanの調査は2016年3月に実施したアンケート調査結果のほかに、ユーザー企業へのヒアリングによるケーススタディなどを基に動向などを分析したものだ。

産業分野別IoT導入状況(従業員規模1,000人以上)
出所:IDC Japan

 

産業分野ごとに活用技術が異なる

 

認知システムでは金融業で特に活用が広がっており、産業分野別に先端IT技術の活用状況が異なることもわかった。

 

小売業においてはカスタマーエクスペリエンス、公共や教育、医療分野では国の競争力向上というように、テクノロジーの活用よりも目的に沿った技術活用のあり方に検討の主眼が置かれている。

 

そのため特定の技術に対して支出が増加しているという傾向はないようだ。この調査を担当したIDC Japan ITスペンディング グループマネージャー 廣瀬弥生氏は「ITサプライヤーはユーザー企業のデジタル変革を支えつつ、モビリティ、クラウド分野からIoT、認知システム、ビッグデータ活用へデジタル技術全体を経営戦略に統合していく道筋を共同で考えるべきだ」と提言している。(レビューマガジン社 下地孝雄)

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