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エンタープライズ [ Enterprise ]

生まれ変わったデルのビジネス向けノートPC ~Happy birthday New Vostro!~

デルは、ビジネス向けノートPC「Vostro」シリーズの新製品「New Vostro 14/15 5000(5468/5568)」および「New Vostro 14/15 3000(3468/3568)」を9月28日に発表し、同日より発売を開始する。価格はNew Vostro 14/15 5000が7万5,579円~(税込)、New Vostro 14/15 3000が4万8,579円~(税込)だ。

[2016.10.07]

大きく伸張したクライアントビジネス

新製品説明会では、まずデルの執行役員 クライアント・ソリューションズ統括本部 統括本部長の山田千代子氏が、同社のクライアントビジネス概況について解説した。それによると、デルは2016年第2四半期のPC出荷台数において、国内シェア第3位を獲得しているという(IDC Japan調べ)。前年同期と比較すると、出荷台数は30%増、シェアは3.3ポイント増と、国内PC出荷台数がマイナス1.2%と落ち込んでいる中大きく伸張している。
従来から需要の高い中堅中小企業向けデスクトップPCは22期連続シェアナンバー1を獲得。それに加えて、現在ノートPCのシェアが拡大しており、特に量販店やeリテーラーへ販路を拡大しており、コンシューマー市場のシェアが急激に伸びているという。法人向けノートPCについても、2016年9月に発表された日経コンピュータ顧客満足度調査「ノートPC部門」において初の1位を獲得するなど、高い評価を得ている。その評価の背景には、障害が起こる前にトラブルを防ぐなどのサポート体制の充実があったと同社では分析している。

新しいデザイン言語に基づきデザインを一新

好調な同社のクライアントPCビジネスについて解説する山田氏。

 

そうした評価の高い同社のノートPCから、エントリー向けビジネスノートPC「Vostro」シリーズの新製品「New Vostro」シリーズが発表された。今回発表されたNew Vostroシリーズはデザインを一新し「ビジネスをスタイリッシュにする」ことをコンセプトにカラーバリエーションを多様に取りそろえると同時に、洗練されたデザイン性を持つビジネスノートPCへと生まれ変わった。
New Vostroシリーズのデザインに携わったDell エクスペリエンス・デザイン・グループ デザイン・ディレクターのマックス・スー氏は「当社が定義したArrow 2.0という新しいデザイン言語に則ってデザインを行った」と話す。具体的には、「万能」「直感的」「個性的」であるという三つのコンセプトに基づき製品開発を進めたという。
特に重視したのは「見る」と「見られる」という視点だ。具体的には内と外のデザインを使い分け、内側にはダークな色を配し、外側には新ニュートラルカラーとして「ナイトブルー」「グレー」「ホワイト」をそれぞれ採用している。
特にナイトブルーは、深みのある濃い青を使用することで、従来の平凡なブラックからの脱却を図っている。それに加え、ヘアライン加工仕上げが施されたアルミボディによって、洗練されたエレガントさを演出し、第三者から「見られる」ことを意識したデザインに仕上げた。
ユーザーが「見る」ことの多い内側のデザインについては、ダークカラーを配したほか、タッチパッド周りにダイヤモンド加工を施したり、電源ボタンにLEDライトを採用したりするなど、デザイン性と実用性を両立させている。また、電源ボタンと指紋認証リーダーの位置にもこだわりを見せる。

キーボード等を規格化することでUIに配慮

新ニュートラルカラーとして採用されたナイトブルー。深みのある青で、ビジネスシーンにもなじむ色合いだ。
 

New Vostro 3000シリーズでは、「見られる」外側にエッチング加工でマイクロパターンを施し、細部に至る品と深みを表現した。
また、本体に樹脂プラスチックを採用することで射出成形上の難を隠し、最高の質感を実現したという。「見る」内側においては、ダークカラーを配しエッチング加工を施したほか、キーボードの仕様や電源ボタン、指紋認証リーダーの位置を規格化し、最高水準の一貫性と利便性を実現させた。
カラーバリエーションはホワイト、レッド、グレー、ブラック(モニターサイズによってカラーオプションは異なる)を揃え、幅広いユーザーニーズに対応する。

セキュリティ性とサポート体制も充実

樹脂プラスチックを加工したことでさらさらとした手触りの良い質感に仕上がっている。

 

本体の主なスペックは、New Vostro 5000シリーズ、New Vostro 3000シリーズともに最新のインテル第7世代プロセッサーを搭載。非光沢液晶の採用や、VGA/HDMIポートなどビジネス仕様を標準搭載する。また、New Vostro 5000シリーズの15インチモデルではUSBポートを4ポート、New Vostro 3000シリーズでは光学ドライブを標準搭載する。
セキュリティも強化しており、New Vostro 5000/3000シリーズともにオプションで指紋認証に対応できるほか、New Vostro 5000シリーズではTPMと、PCの落下を検知してドライブヘッドを安全な位置に一時停止させるフリーフォールセンサーを標準搭載する(New Vostro 3000シリーズではTPMをオプションで選択可能)。
また、1年間の国内電話サポートと出張サポート、セキュリティソフトが標準で付属するため、突然のトラブルやウイルスから端末を保護できる。ソフトウェア問題もサポートするプロサポートや落下や水漏れなどの故障を保証するアクシデンタルダメージはオプションで選択できる。

ベンチャー企業からの需要に応える

ビジネス利用に求められるサポートとソフトウェアも充実している。

 

新生New Vostroシリーズが展示されたスペースはベンチャー企業でのユースモデルを想定してレイアウトされた。同社のクライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント・ソリューションズ・マーケティング本部 コマーシャルリーダー 文 英梅氏は「ベンチャー企業のオフィスは、カフェのようなおしゃれなスペースになっているケースが増えてきている。そのような企業にもなじむ優れたデザインの製品ながら、導入しやすい価格帯のエントリー向けビジネスノートPCが求められており、そうした需要に応える製品がNew Vostro 5000シリーズとNew Vostro 3000シリーズだ」と解説する。
また会見会場にはカップケーキのタワーやバルーンなどが配置され、新たなNew Vostroシリーズの誕生を祝った。

ワークスタイル改革の需要に求められるノートPC

ベンチャー企業のオフィスをモデルとしたレイアウトでNew Vostroシリーズや、同社のワイヤレスモニターU2417HWiなどが展示された。
 

モバイルワークの推進やフリーアドレスの導入など、ワークスタイル改革が進む中で、持ち運びが可能なノートPCのデザイン性は今後さらに重視されていく。販売店はビジネスノートPCに求められる性能と、新たなワークスタイルに求められるデザイン性、双方を兼ね備えた端末をエンドユーザーに提案することが必要だ。

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