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市場調査・分析・予測 [ Market research ]

国内EMM(エンタープライズモビリティ管理)市場は2019年に2015年の2倍となる200億円に急成長

[2016.10.15]

高水準の成長を続ける見通し


スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスの普及と利用形態の多様化によって、モバイルデバイスとモバイルアプリケーションを管理するEMM(Enterprise Mobility Management:エンタープライズモビリティ管理)ソリューションの需要が拡大している。

 

IT専門調査会社のIDC Japanが2016年9月27日に発表した2015年の国内EMMソリューションの市場規模実績と2020年までの市場規模予測によると、2015年の国内EMMソリューション市場は前年比28.2%増の97億2,100万円だった。

 

また提供形態別に分類するとクラウド型サービスは前年比28.1%増の68億3,700万円で、パッケージソフトウェア市場は前年比28.3%増の28億8,400万円となった。

 

クラウド型サービスは低コストで導入しやすいため、中小企業から大手企業、学校など幅広く利用されているという。またパッケージソフトはクラウド型サービスでは対応できない管理機能のカスタマイズや高度なセキュリティ機能を必要とする大手企業での導入が中心となっているという。

国内EMM(エンタープライズモビリティ管理)ソリューション市場売上予測(2015年~2020年)
出所:IDC Japan

平均19%で成長して2019年に200億円超


2016年の国内EMMソリューション市場は前年比24.0%成長し、金額は100億円を超えて121億円になるとIDC Japanは予測している。また2015年~2020年のCAGR(年間平均成長率)は19.0%で2019年には200億円を超え、2020年には232億円に達すると予測している。

 

またクラウド型サービス市場は同CAGRが20.4%で2020年に173億円となり、パッケージソフトウェア市場は同CAGRが15.3%で2020年に59億円になると予測している。

 

企業の規模を問わず幅広い顧客層で利用されやすいクラウド型サービスの方がパッケージソフトウェアよりも高い成長率になるようだ。

アプリとセキュリティで選ばれる


IDC Japanのソフトウェア&セキュリティ リサーチマネージャー 入谷光浩氏は「多くの企業ではデバイスに対する管理を目的としたEMMの利用がほとんどだが、企業のモビリティソリューションがモバイルアプリケーションの活用フェーズに移っており、セキュリティや管理に対する要件が高まっている。これからのEMMソリューションの選定では、モバイルアプリケーションの管理とセキュリティが最も重要な選定項目になっていく」と分析している。(レビューマガジン社 下地孝雄)

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