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三つのキーワードで無線LANアクセスポイントをリプレース

[2016.10.22]

今回のテーマ:高速な無線LANアクセスポイントにリプレースして業務効率化を図りたい!

 


スマートフォンやノートPCなどのモバイルデバイスの普及により、企業のネットワーク環境もワイヤレス化が進んでいる。しかし一度導入した無線LAN環境は、定期的に見直しを行い、機器や規格の寿命を見極めてリプレースを行う必要がある。

 


無線LANアクセスポイントのリプレース製品は
通信規格・運用管理・セキュリティ性がキーワード

 


最新の無線LAN規格でやり取りを迅速化


ワイヤレスでインターネット回線に接続できる無線LAN環境は、すでに多くの企業で導入されている。しかし、アクセスポイントや無線LAN規格の寿命などによって、過去に導入した無線LAN環境にリプレースが必要となっているケースがある。例えば無線LANの規格などは、現在IEEE802.11acが最新だ。IEEE 802.11acは従来のIEEE 802.11nと比較して最大約11.5倍の速さで通信ができるなど、性能が大幅に向上している。前の世代の無線LAN規格に対応した無線LAN環境を利用している場合、通信速度が遅くなるため、迅速なデータのやり取りなどができなくなってしまう。


特に昨今は、業務でやり取りするデータの大容量化が進んでおり、無線LAN環境もそれに応じた性能が求められる。業務効率を向上させるためにも、無線LAN環境を定期的に見直し、必要であればリプレースの提案を行いたいところだ。


無線LAN環境を整備する上で求められるポイントはいくつかある。その中でも、通信速度と同様に重要となるのが、運用管理のしやすさだ。


無線LAN環境は、ワイヤレスでインターネットに接続するため他の無線LAN環境などと混線し、十分な性能が発揮できないケースがある。例えば、導入した当初はスムーズに通信ができていても、周りの建物に無線LANアクセスポイントが設置されてしまうと、無線チャネルの干渉が発生し、自社で管理している無線LANネットワークに影響を及ぼしてしまう。

 


運用管理負担を低減しつつセキュアな環境を構築


前述のような干渉を回避するため、無線LANアクセスポイント側で最適なチャネルに切り替えるなどの管理を行える製品を導入すれば、管理者が逐次手動で対応する手間が省ける。このような導入後の運用管理をより手間なく行える製品であれば、安定した稼働を実現しつつ管理者の負担が大幅に低減できるのだ。


また、企業で利用する無線LAN環境であるからこそ、セキュリティも重要になる。例えば従業員以外のユーザーが企業の無線LAN環境にアクセスできてしまうと、ウイルスを持ち込まれたり、企業内の情報にアクセスされたりする可能性があるからだ。
そうした事態を防止するため、一つの無線LANアクセスポイントに対して、複数のSSIDを付与できる「マルチSSID」に対応した製品や、端末やユーザーごとにアクセス制御が行えるファイアウォール機能など、外部の人間が無断で企業内のネットワークにアクセスできないようなセキュリティ機能を実装した無線LAN環境が必要だ。


これにより、企業内の無線LAN環境への接続が必要な従業員のみアクセスを許可するなど、モバイルワークを実現しつつも柔軟かつセキュアな運用が可能になる。


今回はアライドテレシス、エレコム、日本ヒューレット・パッカードの3社に製品を提案してもらった。


課 題
●有線無線の混合環境を一元管理したい!
●コストを抑えてセキュアな無線環境へリプレースしたい!
●電波干渉などの管理負担を低減したい!   

 

 

 

 

AT-TQ4600
アライドテレシス
価格:11万6,640円

ネットワークの運用管理をお手伝いします

管理者の負担を低減する機能を各種搭載


最新の無線LAN規格IEEE 802.11acに対応した無線LANアクセスポイント「AT-TQ4600」を提案する。


これにより、従来の無線LAN規格IEEE 802.11nを超える通信速度1.3Gbp(理論値)を提供できるため、1台の無線LANアクセスポイントへ接続する端末の台数が多い場合や、業務で利用するアプリケーションなどが広い帯域を要求する場合であっても柔軟に対応できる。


管理者の運用負担を低減する機能として、1台のアクセスポイントを仮想的な複数のアクセスポイントとして動作させる「バーチャルアクセスポイント」を搭載している。具体的には、バーチャルアクセスポイントごとにSSIDとセキュリティを設定でき、VLANと関連づけることで、上位のネットワーク環境を変更することなく、複数のセグメントに無線LAN環境を提供できるのだ。


また、無線LANネットワークを導入した後に、周囲の環境が変化して干渉波が生じてしまうケースがある。この状況を回避するために手動で対応するのは、管理者にとって大きな負担だ。このような無線環境の干渉波に対して、本製品では無線LANコントローラーとの連携による自動チャネル管理で、干渉の少ない最適なチャネルへ変更できる。また、複数のアクセスポイントで一つのグループを構成する「APクラスター」を利用することで、コントローラーがなくても自動チャネル管理が行えるため、より運用管理の負担や管理コストを抑えられるのだ。


本製品は無線・有線ネットワークの両方を一元管理できる管理ソフトウェアとの連携もサポートしているため、有線環境と無線環境が混在している企業のネットワーク環境運用管理もスムーズに対応できる。


ポイント1
多台数による接続にも対処できる通信速度
ポイント2
自動チャネル管理で電波干渉を回避
ポイント3
企業のネットワーク運用に適した管理ソフトウェアに対応

 

 

 

 

WAB-S600-PS
エレコム
価格:1万9,224円

企業利用に適したセキュアなネットワーク環境を提供します

ストを抑えてセキュアなネットワーク環境を構築


1台の無線LANアクセスポイントで複数のSSIDを管理する「マルチSSID」に対応した「WAB-S600-PS」を提案する。様々なセキュリティポリシーを1台で実現できるため、SSIDごとに認証および暗号方式を設定できる。Radius認証にも対応しており、アクセスを許可されたユーザーだけをネットワークに接続させ、セキュアなネットワークを構築可能だ。災害統一SSID「00000JAPAN」にも対応していて、万が一の際にも無線LANアクセスポイントを被災者に対して開放できる。


本製品は、無線LAN規格IEEE 802.11n/aおよびIEEE 802.11n/g/bに対応しており、Wi-Fiで広く普及している無線LAN規格でストレスなくデータ通信が行える。


また、ファームウェアアップデートにより、より高速な通信を実現する最新規格IEEE 802.11acにも対応可能で、将来的なネットワーク拡張においても機器をリプレースせずに環境を構築できる。


他のPoE製品への電力供給を実現する「PoEパススルー」機能を搭載しており、電力確保が難しい場所にも無線LANアクセスポイントの設置が可能だ。


壁付けや天井付けなどの取り付け方法に対応した専用金具およびマグネットを標準添付していて、柔軟な設置が可能だ。


多台数を導入する際にも本製品であれば安心だ。本製品はアクセスポイントの管理工数を削減できる有償の管理ツール「WAB-MAT」に対応しており、導入時に同じ設定内容を複数台に一括で設定できる。死活管理やログ管理によってトラブル発生に素早い対応が可能で、管理者の運用負担も大きく低減できる。


高性能を実現しているにもかかわらず、本体価格は安価だ。法人利用においても安心の耐熱50度対応や3年保証、保守契約などに対応しているため、継続的な安定稼働が求められる企業に対して導入しやすいだろう。


ポイント1
複数のSSIDを管理するマルチSSID
ポイント2
最新規格11acにアップグレード可能
ポイント3
柔軟な設置を実現するPoEパススルーに対応

 

 

 

 

IAP-325-JP
日本ヒューレット・パッカード
価格:24万1,920円

管理者の代わりにアクセスポイントを管理します

物理コントローラー不要でコストを抑えた導入が可能


複数台の無線LANアクセスポイントをコントローラー不要で集中管理できる「IAP-325-JP」を提案する。本製品のIAPとはInstant Access Pointの略称で、コントローラーを内蔵したアクセスポイントのことを指す。具体的には、仮想コントローラーが本体に内蔵されており、電波干渉などを自動検知して、干渉が起きないようにアクセスポイントの無線チャネルを自動的に調整してくれるのだ。無線LAN環境においては、別の会社のWi-Fiや電子レンジなどの干渉波によって電波干渉が発生する可能性があるため、物理コントローラーによる集中制御が必要になる。本製品であれば、物理コントローラーを導入しなくても30〜40台のアクセスポイントに対して、電波自動調節機能などを行えるため、コストを抑えたスモールスタートに最適だ。


また、仮想コントローラーの負荷分散により、すべてのクライアント端末を最適なアクセスポイントへ接続する負荷分散を自動的に行う。これによって、通信パフォーマンスの最適化を実現できるのだ。


本シリーズの「Aruba 320シリーズ」は、IEEE 802.11ac Wave2に対応している。IEEE 802.11ac Wave2は最大通信帯域が1.7Gbps(理論値)なので、大容量のデータのやりとりもスムーズに行える。複数のクライアントとの同時通信にも対応しているため、企業で導入した場合にデータ転送が遅くなったり、複数のクライアントが接続したことで通信が遅くなるといったトラブルが発生する可能性が非常に低いのだ。


セキュリティ面も優れている。本製品はライセンス不要でファイアウォール機能が利用可能だ。端末やユーザーごとにアクセス制御が行えるため、不正クライアントからのネットワークアクセスを防止できるのだ。


ポイント1
仮想コントローラーでアクセスポイントを集中管理
ポイント2
大容量データのやり取りもスムーズに行える11ac Wave2対応
ポイント3
ライセンス不要でファイアウォール機能を利用できる
 

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