menu
マガジン [ Magazine ]

ハードとセキュリティをセット販売、産業分野にも販促

[2016.10.12]

ハード販売時にセキュリティをキッティング
産業分野のセキュリティニーズも刈り取る

 


情報セキュリティ対策ソリューションはITを利用するすべてのユーザーが対象となる。しかし単品での提案は難しく、PCやサーバー、ストレージ、ネットワーク機器といったハードウェアの販売時が絶好のタイミングだとマカフィー株式会社 代表取締役社長 山野 修氏はアドバイスする。さらに今後はIoTやOT(Operational Technology)など産業分野に向けたセキュリティビジネスも伸びると目を輝かせる。

 

 

脅威対策ライフサイクルで弱点を補完


―情報セキュリティを侵害する手口が巧妙化して被害が拡大しています。どのような対策を講じるべきなのでしょうか。


山野氏(以下、敬称略)◆従来のセキュリティ対策は「Protect」(防御)と「Detect」(検知)だけでした。これでは現在講じているセキュリティ対策の弱点を把握して強度を上げることはできません。


もしもクライアントがマルウェアに感染してしまった場合、いつ、どのように感染してしまったのか、影響範囲なども把握した上で、クライアントを復旧させるための対策も必要です。


そこでインテル セキュリティでは「脅威対策ライフサイクル」(Threat Defense Lifecycle)という新しいセキュリティ戦略を提唱しています。


脅威対策ライフサイクルでは従来の「Protect」(防御)と「Detect」(検知)に加えて、被害に遭った場合にユーザーの環境を取り戻す「Correct」(復旧)の対策も行います。これら3つのプロセスを循環させるライフサイクルに対して自動化や改善「Adapt」(適応)を実施することで、セキュリティ対策の弱点を逐次把握、補完してセキュリティ全体のレベルを高める仕組みです。

 


IoTとOTもビジネスチャンスになる


山野◆インテル セキュリティはインテルグループの一員としてインテルの最新プロセッサーが持つ機能を十分に利用することで、情報漏洩対策や暗号化など高度なセキュリティ対策ソリューションを開発・提供できる強みがあります。


さらに今後普及が広がるIoTをはじめ、産業分野における設備や装置の監視・運用を制御するOT(Operational Technology)においてもインテルプロセッサーが利用されており、インテル セキュリティはIoTやOTにもセキュリティ対策ソリューションを提供できます。


ITだけではなくIoTやOTにおけるセキュリティ対策も今後大きなビジネスチャンスになると期待しています。

 

 

複数の製品の一元運用が不可欠


─脅威対策ライフサイクルを実現するにはどのようなソリューションが必要になりますか。


山野◆これまでのセキュリティ対策はファイアウォールやメール対策、サンドボックスなど、ポイントソリューションで行われていました。個別の対策では防御力に「漏れ」が生じやすく、人材の活用でも非効率です。


これからのセキュリティ対策には複数の対策が連携できる総合的なソリューションが必要です。そして複数の対策を一元管理・運用することで脅威対策ライフサイクルが実施でき、セキュリティの強度が上がり人材の活用も効率化できます。


そこで脅威対策ライフサイクルを実現するためのソリューションとして、インテル セキュリティのエンドポイント製品、ネットワーク製品、データセキュリティ製品、コンプライアンスソリューション製品など複数の製品を一元管理・運用する「McAfee ePolicy Orchestrator」(McAfee ePO)を提供しています。

 


セキュリティ人材不足にも効果的


山野◆少子高齢化による就労人口の減少が社会問題となっていますが、セキュリティ人材の不足も深刻です。McAfee ePOでセキュリティ監視・運用を効率化するとともに、「McAfee Active Response」でインシデント対応を効率化することで省力化できます。


今後は日常的なインシデントに対しては自動化を進め、限られたセキュリティ人材を高度な業務に集中させる必要があります。

 


エンドポイントから導入して拡張を提案


山野◆McAfee ePOは複数のインテル セキュリティ製品を一元管理・運用することでセキュリティの強度を高め、運用を効率化してコストも削減できます。しかしながら複数の製品を一気に導入するのは難しい場合が多いでしょうから、まずはエンドポイント製品から提案していただきたいと考えています。


インテル セキュリティのエンドポイント製品「McAfee Endpoint Protection」にはさまざまなセキュリティ対策に対応できるエンジンが搭載されていますので、後からインテル セキュリティの別のセキュリティモジュールを追加して対策の拡張を提案できます。

 


セキュリティ人材は豊富だが
販売はパートナーが不可欠

 

─エンドユーザーでは人材不足が深刻化していますが、インテル セキュリティではセキュリティ人材の課題はありますか。


山野◆コンサルティングや研修を通じてSOC(Security Operation Center)やCERT(コンピューター緊急対応チーム:Computer Emergency Response Team)の構築と人材育成を支援するプロフェッショナルサービスが前年比3倍ほど伸びています。このビジネスの成長に対応できる人材が当社には揃っています。


しかし当社のソリューションやサービスを全国に届けて日本の情報セキュリティを強化するのは困難です。そこで全国に拠点を展開し、販売店を通じて全国のエンドユーザーとつながっているダイワボウ情報システム(DIS)様との連携が必要です。


DIS様はインテル セキュリティだけではなく世界中のさまざまなセキュリティ製品の販売実績が豊富にあり、PCをはじめモバイル端末、ネットワーク機器などIT環境全体を取り扱っており、設置・設定・保守までサービス提供できます。


さらにDIS様はこれらの製品知識に加えていろいろなメーカーの製品が混在した環境に対応するための知見もお持ちです。販売店を通じてエンドユーザーのIT環境も把握しており、的確な提案をしていただけると期待しています。

 


セキュリティを加えた提案でビジネスを伸ばす


山野◆セキュリティに関する提案はPCやサーバー、ストレージ、ネットワーク機器などの購入時が狙い目です。IT環境を更新した後でセキュリティだけを提案しても、お客様はなかなか興味を持っていただけない。


お客様にPCやサーバーなどを納品するときに、セキュリティ対策が完了しているのが理想です。DIS様はキッティングも得意ですから、セキュリティを加えた提案でビジネスを伸ばしていただきたいですね。

 


産業分野でもセキュリティニーズが高まっている


山野◆今後はITセキュリティだけではなくIoTやOTに対するセキュリティ提案にも力を入れていただきたい。産業分野でもセキュリティニーズが高まっており、その分野でもインテルブランドとインテル セキュリティの強みが発揮できます。


今年11月10日に国内最大規模のセキュリティカンファレンス「FOCUS JAPAN 2016」を当社主催で開催します。インテル セキュリティの話題だけではなくセキュリティに関する技術情報や事例などを広くお伝えしますので、ぜひご参加ください。

マカフィー株式会社 代表取締役社長
山野 修 氏 OSAMU YAMANO

 

「このビジネスの成長に対応できる人材が当社には揃っています」

キーワードから記事を探す