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マガジン [ Magazine ]

EMCジャパンが提案するデータセンター案件のビジネスチャンス

[2016.08.11]

STORAGE


モダンデータセンターへ進化


最新のIT環境に対応したデータセンターを「モダンデータセンター」と呼ぶEMCでは、モダンデータセンターに適したストレージのポートフォリオを描いている。そもそも最新のIT環境とは何か。それは、データ量が爆発的に増加し、ユーザーや利用端末も劇的に増える新たなデジタル世界を構築する環境のことだ。そうした世界では、いわゆるクライアント・サーバー時代の第2のプラットフォームとクラウドやビッグデータが活用される第3のプラットフォームの最適化が求められる。


 「アプリケーションがありデータベースがあるような垂直統合型の構造が第2のプラットフォームで、複数のノードにプログラムがまたがり、それらが相互に連携して一つの結果を出す水平分散型の構造が第3のプラットフォームです。新たな第3のプラットフォームに投資するには、既存の第2のプラットフォームのコストを下げる必要があります」(EMCジャパン システムズ エンジニアリング本部 山原陽一氏)


第2のプラットフォームシステムにおいては、コスト削減やスピードアップでさらなる効率化を実現しTime to Marketの短縮と機会損失減を目指す。第3のプラットフォームではアジャイル開発やビッグデータ分析による価値の最大化によってニーズの多様化に対応し、市場獲得を実現する。これらを実現するIT基盤が、EMCの語る最新鋭のIT基盤であり、それらを備えているデータセンターが、モダンデータセンターだという。


そのコンセプトは次の四つ。


・ビジネスとITの変革を可能にするハイブリッドクラウド環境を実現する


・従来型ITのTCO(総コスト)を大幅に削減し、顧客志向でビジネスを成長させる


・コンバージドインフラストラクチャで構成され、その上にハイブリッドクラウド環境が実装される


・フラッシュ、スケールアウト、ソフトウェアデファインド、クラウド連携、データプロテクションの五つの要素で構成されたアーキテクチャを有する

EMCが考える最新IT基盤で重要な構成要素

オールフラッシュ製品で一貫性能


EMCでは、生産管理など第2のプラットフォームで稼働する基幹システムに対応したストレージを「トラディショナル」、ビッグデータ分析など第3のプラットフォームで稼働するシステムに対応したストレージを「クラウドネイティブ」と分類し、それぞれで必要とされるパフォーマンスやキャパシティに応じた製品を用意している。「適材適所で活躍するストレージをラインアップしています。当社製品の強みは、さまざまな製品の運用管理をワンオペレーションで一元化している点にあります。お客さまのワークロードに合わせて最適なストレージを自由に選択していただきながらも、運用管理は簡素化できるのです」(EMCジャパン システムズ エンジニアリング本部 山崎利範氏)


例えば第2のプラットフォームのミッションクリティカルなワークロードに対応するのは、ハイエンド向け「VMAX」「XtremIO」やミッドレンジ向け「Unity」など。いずれもオールフラッシュ対応だ。フラッシュ製品は高価格というイメージがまだあるが、「現在でも全体的な運用コストを考えるとオールフラッシュ製品が有利です」と山原氏は説明する。またEMCのフラッシュ製品はデータの保存容量が増えても性能の低下がほとんどないという。「当社製品は、ライフサイクルの最初から最後までいかに一貫した性能を出せるかにこだわっているからです」(山崎氏)


ファイルサーバーのバックアップ用途などには重複排除ストレージの「Data Domain」などが用意されている。第3のプラットフォームの領域となるリアルタイム分析用途などには「DSSD」、ビッグデータ分析用途ではスケールアウトNASの「Isilon」をラインアップ。例えばIsilonは、自動階層化による最適化などが行えることに加えて、Hadoopをネイティブ統合したスケールアウトストレージとしての強みも持っている。ビッグデータ分析の時間短縮、専用Hadoopインフラストラクチャが不要なことによるコスト削減などが可能だ。迅速なスナップショット、バックアップ、データリカバリーも実現する。


国内市場では、まずは第2のプラットフォーム、つまりトラディショナル部分のストレージについてオールフラッシュ対応のEMC製品の導入を促進していくという。「中小規模のユーザーにはファイル/ブロックストレージのUnityがお薦めです」(山原氏)

EMCジャパン システムズ エンジニアリング本部
(左) 山原陽一 氏

(右) 山崎利範 氏

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