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データセンターの冷却システムの省エネ化とは? ミック経済調べ。

[2016.07.30]

Energy Saving


直接外気冷却システムは省エネに一定の効果


ミック経済研究所は、国内のデータセンター市場と消費電力量に関する調査「データセンタ市場と消費電力・省エネ対策の実態調査」を発刊した。同社の調査によると、国内データセンター市場は2015年度に1兆8,394億円となる見込み。


国内商用データセンターの消費電力量は、2015年度で150.8億kWhとなる見込みだ。データセンター市場の成長率は8.0%増だったが、それと比較すると消費電力量は7.6%増と0.4ポイント分低くなる。データセンター市場と消費電力量がともに増加した背景には、クラウドや仮想化技術によってIT機器の集約化が進んでいることで、ラックあたりの実行消費電力がわずかに上昇する傾向にあることが挙げられる。また、データセンターの利用が増えた分、稼働ラック数も増える、売上に準じてIT機器系の消費電力もアップするのだ。


直接外気冷却システムを利用しているデータセンターでは、部分的ながら一定の省エネ効果が得られているという。しかし、年間の温湿度の差が激しい日本では、直接外気冷却は温度や湿度のコントロールに一定のノウハウが必要になる点や、外気取入の設備設置を行う場合は追加投資が必要になる点など課題がある。今後の新設データセンターにおいては、現在までのノウハウを蓄積したデータセンター事業者の空調方式の一選択肢となることが予想されている。

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