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VAIO Zが作られる安曇野工場を見学!

VAIOは、2016年7月1日に設立2周年を迎えた。それに伴い、VAIO Zの製造や安曇野FINISHを行う安曇野市の本社でプレスツアーを開催。

PCの工場見学初体験の筆者が、あずさに乗ってVAIO本社に向かった!

[2016.07.25]

VAIOの里の石碑

 

 

VAIOの里の石碑の裏には安藤国威氏のお名前

 

 

VAIO 代表取締役社長 大田義実氏

 

工場見学の前に、VAIO 代表取締役社長の大田義実氏より同社のこれまでの歩みと今後の展望が語られた。

VAIOは2015年度に「自立」と「発展」という目標を設定した。自立では、営業利益を黒字にするために、設計や製造、販売、サポートまでを一貫して行う体制を整えた。

また、一人ひとりの社員に収益感覚を持ってもらえるよう、PCの1機種ごとに事業計画と収益を設定し、社員に毎日成果を伝達している。大田氏は「例えば量販店での販売が減少していたら、販促ツアーなどを行っています」と話す。

発展の部分では、PCだけではなく、PCで培われた設計や製造技術を活用して受託事業を第二のシェアに据え置いた。

「新規領域事業の受託事業(EMS)が予想以上に好調です2017年度にPCと新規領域事業の利益率を1:1にすると計画していましたが、早まるかも知れません」と大田氏。

 

大田氏は「新規領域事業の利益率を1:1にすること以外はすべて達成できたと思っています」と語った。

その結果として、大幅な売上増加を記録し、営業の黒字化を達成した。同社は、2014年度は数十億の営業赤字を記録しており、2015年度の黒字化によってV字回復を達成した。

 

2016年度の目標として「安定と発展」と「第三のコア事業」の立ち上げを掲げた。安定と発展では、2015年度に達成した営業利益の黒字化を安定的に拡大する。

第三のコア事業の立ち上げでは、パートナーと共に企画から、設計、製造、販売などを主体的に行っていく。

大田氏は「2015年度は一貫した事業体制を整え、EMS事業を開始したことによって営業利益の黒字化を実現しました。2016年度はさらに飛躍できるように頑張りたい」と意気込みを語った。

記者会見の場には受託製造している、富士ソフトのロボット「Palmi」

KA LLCの英語学習AIロボット「Musio」(ミュージオ)などが展示されていた

記者会見の後は、VAIOの制服に着替えていざ工場見学に出発!安曇野工場では、VAIO Zシリーズの製造や海外で製造された製品の品質チェックなどを行う「安曇野FINISH」が行われている。

VAIO Zシリーズは、各パーツの組み立てや基盤の製造が安曇野工場で行われている。基盤に部品を実装するラインの特長は、部品の大きさに関わらず高密度に実装できる技術を要していることだ。ソニーの時代より安曇野工場ではハイエンドな製品などを製造していたため、基盤に求められる高密度な実装技術を持ち合わせているのだ。

ライン上に三つの検査ポイントを用意している。はんだの検査、部品の搭載後の検査、はんだづけ後の検査の三つの検査により品質を保証する。VAIO担当者は「ライン上で検査を行うことにより、実装されているはずの部品がなかったりとか、位置がずれていたりといったことを発見できます」と話す。検査によって不備が見つかった場合は、作業者が手作業で修正を行うという。

完成されたVAIO Zの基盤。1日に約560台分の基盤を作成している。※

電波を正常に受信できるかPCのアンテナの性能を検査する設備の内部。※

※工場内の撮影ができなかったため、写真はVAIOから提供してもらった。

 

工場内では、機械による作業ばかりではなく、手作業による組み立てや検査が目を引いた。VAIOの担当者は「人と機械のそれぞれの得意な分野を担うことで品質を担保しています」と話す。

「VAIO S11」「VAIO S13」「VAIO S15」「VAIO Phone Biz」は、海外でハード部分の製造・組立を行い、安曇野工場に搬入される。

安曇野工場では、品質保証などを行う「安曇野FINISH」という工程が行われる。具体的には、OSやアプリケーションなどのソフトウェアのインストールや仕様のチェック、動作確認が行われるのだ。

もちろん海外でも出荷する際に品質のチェックは行っているが、再度安曇野でチェックすることで高品質を実現していると担当者は語る。

安曇野FINISHでVAIO Phone Bizの機能検査を行っている。※

PCの外観は人の手によって細かく検査される。※

※工場内の撮影ができなかったため、写真はVAIOから提供してもらった。

VAIO本社の食堂から見える自然豊かな景色。

 

ここで余談だが、VAIO本社に到着すると向かった先は食堂。本社の食堂から見える景色は自然いっぱいで空気もおいしかった。田舎育ちな筆者には、懐かしさとともに都会の空気から心洗われる瞬間だった。そして、お弁当もおいしかったな~。自然いっぱい、お腹もいっぱいで、身も心もVAIOに関する知識も満たしたプレスツアーだった!

 

(レビューマガジン社 松尾好江)

安曇野産コシヒカリを使用したお弁当。

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