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物理ボタンとタッチパネル、二刀流の「MUSASHI」 【The Newest Gadget Journal】

[2016.07.07]

スマートフォンの二刀流が登場
MUSASHI


スマートフォンかフィーチャーフォンか、いまだに選択に迷っている人は多いのではないだろうか。そんな迷いを断ち切るかのような最新ガジェットが、FREETELの「MUSASHI」という二刀流のスマートフォンだ。二つ折の携帯電話の使いやすさと、Androidが使えるスマートフォンの機能を備えた、世界でも類を見ないユニークな1台だ。

 


根強い二つ折りニーズに応えた


平成27年版の「情報通信白書」によれば、国内のスマートフォンの普及率は6割を超えたというが、欧米にはまだまだ後れをとっている。その理由として考えられるのは、折りたたみ式のフィーチャーフォン、いわゆるガラケーの人気の高さがある。通話のしやすさ、持ち運びの手軽さ、バッテリー寿命など、二つ折りのガラケーには、「話す」ことを中心とした携帯電話の利用において多くのメリットがある。世代別のスマートフォンの普及率を調べてみると、10代〜30代は8割を超えているが、50〜70代となるとその割合はどんどん下がっていく。人口比率を掛け合わせてみると、日本全体で6割という普及率も納得できる。


こうした現状を打破するためか、あるいは日本初の新たなスマートフォン市場を開拓するためか、FREETELがMUSASHIという二刀流のスマートフォンを発売した。その開発の背景について、FREETELを展開するプラスワン・マーケティングは次のように話す。


「『ガラケーでもLINEなどの便利なアプリを使いたい』という要望が多く寄せられたため、開発に踏み切りました。タッチパネル形式にしたのは、ポインターなどで動かすよりも使いやすいという利点があるからです。見やすいデュアルディスプレイを搭載している二つ折りスマートフォンは、当社のモデルだけでしょう。Google Playもインストールされているので、好きなアプリを自由にダウンロードできます。スマートフォンで行える機能や仕様は制限せず、しかもガラケーのいいところを残して使える。それがMUSASHIです」

 

 

Android 5.1で動作も快適


MUSASHIの最大の特長は、二つ折りのカバーの両面に4インチのディスプレイを備えている点にある。800×480(WVGA)の解像度で、折りたたんでいるときも開いているときも、タッチ操作が行える。閉じた状態では、本体横のボタンを押すと画面が表示され、タッチ操作だけでアプリが利用できる。使い勝手は、スマートフォンそのものだ。


カバーを開くと表側の液晶画面は消えて、内側の液晶が表示される。この状態でもタッチ操作はできるが、ボタンでメニューを開いたり文字を入力できるようになる。


搭載されているOSは、Android 5.1で動作は快適だ。メモリーはRAMが1GB、ROMが8GB。最大で128GBのmicroSDに対応している。カメラはメインが800万画素でサブが200万画素。バッテリーは2,000mAhの容量で取り外しが可能だ。重量は198g、サイズは幅63.1×奥行き17.6×高さ123.1mm。LTEの通信は、ダウンロードが150Mbps、アップロードは50Mbps。3Gの通信にも対応している。Wi-Fiは802.11 a/b/g/n(2.4/5GHz)をサポートし、Bluetoothは4.0 LEに対応する。


基本仕様は、最新のスマートフォンと遜色がない。例えば、SNSやメールなどのアプリを閉じたままの状態で閲覧していて、返信したいときだけカバーを開けば、表側の画面がそのまま継承されるので、物理ボタンでしっかりと文字を入力できる。文字入力が終わったら、そのまま送信もできるし、カバーを閉じてスマホのスタイルで使ってもいい。

 


利便性の向上とコスト削減を両立


スマートフォン化が進む一方で、大手のキャリアが扱う端末の個性が失われつつある。すでに多くのユーザーがiPhoneを使うようになり、キャリアの通信料金は横並びになり、サービスも大差がなくなってきたことで、市場は停滞している。その一方で、昔ながらのガラケーが堅実な売上を維持している事実もある。先に触れたように「通話」を中心とした用途では、大きくて平らなスマートフォンよりも、二つ折りの携帯が使いやすい。また、着信があったら「開いて通話する」という使い方も、高齢者に優しい。そして、確実にダイヤルできる物理ボタンも便利だ。


筆者もスマートフォンを長く使っているが、改めて二つ折りの形で通話をしてみると、とても安心感がある。また、物理ボタンによる文字入力も、使ってみると打ち間違えが少なく、確実に打てるので便利だ。おそらく「通話ときどきスマホ」という利用シーンにとって、MUSASHIはとてもシックリくる二刀流スマートフォンなのだろう。


さらに注目すべきは、このMUSASHIのコストパフォーマンスだ。2枚のSIMが利用できるSIMフリー端末であり、FREETELの安い通信回線を利用できるので、社員に使ってもらうスマートフォンとして、経費の削減につながる。利便性の向上とコスト削減を両立できる魅力的な1台だ。


 「使いやすい物理ボタンを備えたクラムシェル型の携帯電話は選択肢が減っています。長年使われてきたお客さまにとってMUSASHIは、これまで通り携帯電話の使い方ができますし、スマートフォンのフル機能も利用していただけます。また、液晶がガラケーより大きく見やすいため、良い選択肢になるでしょう」とFREETELは提案する。

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